英日翻訳で起こりやすい問題とは
英日翻訳の特徴
日本語訳が不自然になってしまう理由
海外の書籍の日本語訳版や海外の映画やドラマの日本語字幕版(または日本語吹き替え版)を見ていると、その訳文やセリフに違和感を覚えることがあります。
決して原文や単語の意味が誤っている訳ではないのですが、なぜか不自然な表現に感じてしまいストーリーに入り込めない、という経験をお持ちの方は意外と多いのではないでしょうか。
例えば、ニュートラルな標準語を話している女性のキャラクターなのに日本語訳では「~だわ。」「~よ。」といった語尾が付いていたり、男性のキャラクターにおいては力のあるアクション系であれば元の英語がどうであれ「~だぜ。」、老人であれば「~じゃ。」といった語尾が付いているような場合、本来の英語を話しているキャラクターとの印象が違い過ぎて違和感を覚えることがよくあります。
実際にこのような言葉を使う日本人はいませんよね。
これはいわゆる「役割語」と呼ばれる日本語の特徴的な表現で、昔から日本語へ翻訳を行う際に日本人の翻訳者がよく用いる手法の一つです。たまに通訳の方でも使用している方も見かけます。
しかしこれが安易に使われることによって、受け手(読み手)に意図しない解釈やイメージを与えてしまう恐れがあります。
また、この表現によってキャラクターそれぞれの個性や多様性が隠され、ステレオタイプなイメージも受けますよね。
これが、和訳に対して違和感を持つ主な理由の一つではないかと考えられます。
日本語訳は口調が重要
以上のように、英日翻訳では”口調”をどのように訳すのかがポイントとなりそうです。
英語には日本語ほど性別や年齢、性格による口調の違いがありません。しかし日本語には上記のように「その人がどのような人物か」を表す口調の違いが細かくあり、更にそれが多くの日本人の中に無意識に刷り込まれているため、キャラクターとその口調の組み合わせに違和感があると非常に不自然さを感じてしまうのです。
その為、小説やエッセイなど、キャラクターや筆者の個性が出る作品を翻訳する際には、あらかじめその人物の特徴や考え方、背景を理解しておくことが質の高い翻訳を行う上で重要となります。
また、セリフ等のない論文や説明書などの文書であっても、全体が「ですます」調なのか、「~である。」「~だ。」調なのかによって印象が異なりますので、原文の内容や作者の意図を汲み取って翻訳を行う必要があります。
ビジネスや大事な文書の英日翻訳はプロの翻訳会社に依頼を
翻訳者や翻訳方法で差が出ます
グローバル化が加速している昨今、海外進出やそれに向けて準備を進める企業も増え、仕事上で英語や中国語などの言語によるメールのやりとりや資料の作成、そして翻訳が必要となる機会が多く発生していることでしょう。
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しかし専門的な分野の内容で難しい用語が使われていたり、文書の量が多かったり、大事な資料であったりする場合、知識のない一般の社員が作業するには時間もかかり大変ですし、その仕上がりも本当に正しい文章に翻訳できているのか疑問です。
そんな時はやはりプロの翻訳会社に翻訳の依頼することがおすすめです。
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