日本語で訳さない方が自然な英語の単語とは?
翻訳には日本語と英語の違いを理解することが大切
翻訳というのはただ正しく訳せば良いのではなく、読み手が読みやすい訳文を作ることが大切です。英語が話せる人が全員英語の翻訳者になれる訳ではないように、翻訳を行うには翻訳の知識と技術、経験が必要なのです。
また、日本語と英語の表現方法の違いや特徴を理解して翻訳を行わないと、英文を訳した際に不自然な訳文が出来上がってしまう、ということがよくあります。
自然な日本語の文章に翻訳するためには、原文に出てくるすべての単語を日本語にする必要はないのです。
英語の所有格は日本語で訳さない方が自然
英語の文章は主語はもちろん、「誰の」を表す所有格をつける必要もあります。一方、日本語ではむしろつけない方が自然な文章になりますよね。
そのため、英語から日本語へ翻訳を行う際には所有格を省いて文章を作る必要が出てきます。
例えば、
”I’m going to wash my hands.”を”私はこれから私の手を洗ってきます。”と訳してしまうと非常に不自然です。日本語では主語も所有格も訳さずに”ちょっと手を洗ってきます。”が自然な文章となるでしょう。
英語の数を表す表現と不可算名詞に注意
日本語で訳してしまうとおかしな文章になってしまうものは主語や所有格の他に数を表すものもあります。
英語は単数と複数をはっきり分けて表現しますが、日本語ではあまり変えることはありません。また、英語に翻訳する際に「a」や「s」をつけなければ!と思いやすいのですが、数えることができない名詞(不可算名詞)についてはこれらの単数、複数表現をつけないように注意しましょう。
例えば、
”I have a good news.”は間違いです。「良い知らせ」は数えることが出来ない名詞なので、”I have good news.”が正しい英文となります。
to、forの訳し方
「to」や「for」をすべて「~のために」「~のための」と訳してはいませんか?文によってはこの「ため」を日本語で表記しない方が自然な場合も多くあります。
例えば、
”I went to Tokyo for a vacation.”という文では、私は休暇のために東京へ行った。よりも、私は休暇”で”東京へ行った。と訳した方が自然な文章になります。
”This is a present for her.”も、これは彼女のためのプレゼントです。よりも、これは彼女”へ”のプレゼントです。とした方が自然ですね。
日本人が間違えやすい「the」の使い方
「a」の他に日本人が間違えやすい冠詞に「the」があります。
「the」は基本的に特定または限定している場合に使います。日本語で「その」というような意味であると覚えると理解しやすいかと思います。
例えば、
I have a pen. は、私はペンを1本k持っている。という意味になりますが、
I have the pen. は、私は”その”ペンを持っている。という意味になります。
冠詞は小さな単語でリスニングでは流してしまうことが多いですが、翻訳において使い方を誤ってしまうと正しい内容が伝わらなかったり、英文そのものの質を落としてしまう原因にもなります。
質の高い翻訳の文章を作成するには間違えてはいけないポイントとも言えます。
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