翻訳料金の相場はいくら?単価が決まる主な基準6つと言語別の費用について解説
翻訳会社の依頼を検討するとき「料金相場がわからない」「どこに頼めばいいか決められない」と迷っていませんか?
翻訳料金は文字数や言語だけでなく、分野・納期・チェック体制など複数の要因によって決まります。
本記事では、翻訳料金の決まり方を6つの視点から解説しつつ、当社の翻訳サービス「JOHO」の料金表をもとに具体的な翻訳費用も紹介します。
【この記事を読んでわかること】
翻訳会社に依頼する前に知っておいた方が良い情報をまとめているので、ぜひ参考にしてください。
翻訳料金に関する独自アンケートの調査結果を大公開
翻訳会社を利用したことがある方を対象に、翻訳を依頼した際の料金や言語に関するアンケートの調査結果を紹介します。
【翻訳料金に関するアンケート調査】
翻訳費用だけでなく、翻訳した言語や分野についても調査を実施しました。
それぞれの結果を詳しく見ていきましょう。
1文字あたりの翻訳料金は「11〜12円/15〜16円」が多い
1文字(1単語)あたりの翻訳費用に関するアンケートでは「11〜12円/15〜16円」が同率1位という結果になりました。
全体を見てみると9円未満や9〜10円の回答も比較的多いため、1文字あたりの翻訳料金は10〜16円が相場といえるでしょう。
以下では、翻訳料金の単価が決まる基準でもある「翻訳した言語」や「翻訳した文書の分野」についても調査しています。
翻訳した言語は日本語↔︎英語が最多
翻訳した言語に関するアンケートでは、回答者の66%の方が日本語と英語間で翻訳しているという結果になりました。
日英翻訳(日本語から英語)が41%、英日翻訳(英語から日本語)が26%と、英語から日本語に翻訳するケースも少なくないようです。
次点で日本語と中国語間の翻訳依頼が多く、主要言語を翻訳する重要性が伺えます。
50%以上の方がビジネス文書の翻訳を依頼
翻訳した文書の分野では、約半数の方がマニュアルや資料などのビジネス文書の翻訳を依頼しているという結果になりました。
マニュアルを海外支社向けに翻訳したり提案用の資料を翻訳したりするなど、ビジネスシーンで翻訳会社が活用されていることがわかります。
その他と回答した方の中には「外国の方と結婚する際の婚姻届」など、役所に提出する書類の翻訳を依頼するケースもあるようです。
翻訳料金の相場はいくら?目的別の費用を解説
以下の3つの観点から翻訳費用の相場について解説します。
翻訳料金の目安は、依頼内容や分野によって異なります。
特にビジネス文書や専門性の高い文書では、求められるスキルや知識に応じて料金が変わるのが一般的です。
以下では、分野ごとの料金相場について詳しく解説していきます。
【分野別】翻訳料金の目安
翻訳料金は、文書の分野によって大きく異なります。
以下は、公益社団法人日本翻訳連盟(JTF)の調査に基づく、英日・日英翻訳の料金目安です。
専門性が高くなるほど、翻訳者に求められる知識や精度が上がるため、料金も高くなります。
特に医療や法務、特許といった分野の料金は、専門用語や幅広い知識が必要になるため高め料金に設定がされることが多いです。
翻訳費用を試算には、翻訳内容の分野と目的を明確にする必要があります。
ビジネス分野における日英翻訳の料金相場
ビジネス分野における日英翻訳の料金は、日本語1文字あたり約10円〜16円が目安になります。
日本翻訳連盟の調査による翻訳会社の価格帯は、以下の通りです。
ビジネス分野の日英翻訳において、最も多かったのは1文字あたり13〜14円(24.2%)で、次に多いのは15〜16円(19.4%)です。
翻訳会社の約60%が1文字あたり、10円〜16円で価格設定していることがわかります。
ビジネス分野で日本語から英語に翻訳する場合、1文字あたり約10円〜16円がが料金相場といえるでしょう。
ビジネス分野における英日翻訳の料金相場
ビジネス分野における英日翻訳の料金は、英単語1つあたり約15円〜22円が目安になります。
日本翻訳連盟の調査による翻訳会社の価格帯は、以下の通りです。
ビジネス分野の英日翻訳において、最頻価格帯は19〜22円(28.7%)で、次に多いのは15〜18円(22.6%)です。
翻訳会社の約51%が英単語1つあたり、15円〜22円で価格設定しています。
ビジネス文書を英語から日本語に翻訳する場合の目安として、15円〜22円前後を基準に考えるとよいでしょう。
翻訳料金の単価が決まる主な基準6つ
翻訳料金の単価は、主に6つの基準によって決まります。
【翻訳料金の単価が決まる基準6つ】
翻訳料金は会社や依頼ごとに異なりますが、基準を把握しておくことで「なぜその価格なのか」が理解しやすくなります。
上記6つの基準について、翻訳料金への影響を詳しく解説していきます。
翻訳原稿の文字数・単語数
翻訳料金の基本単価は、翻訳原稿に含まれる文字数または単語数をもとに算出されます。
日本語から多言語への翻訳では文字数、英語からの翻訳では単語数を基準にした料金体系が一般的です。
翻訳したい原稿の文字量が多くなるほど、翻訳費用が高くなります。
翻訳会社によって、1文字あたり・1単語あたりの単価設定が異なるため、コストを抑えるためにも複数の見積もりを依頼して比較しましょう。
実際の見積もりでは、文字数や単語数の単価だけでなく、文書の専門性や希望納期などの条件も加味されて総額が決まります。
料金体系を理解することで、希望に沿った翻訳会社を見極めやすくなるでしょう。
翻訳する言語
翻訳料金は、翻訳する言語によって異なり英語などの主要言語の単価は安く、需要が少ない言語ほど高い単価設定になります。
例として、当社の翻訳サービス「JOHO」が提供している言語別の翻訳料金を見てみましょう。
英語・中国語・韓国語など、需要が高く翻訳者が多い言語は1文字あたり10円前後と比較的安価な設定です。
しかし、アラビア語や東南アジア言語のように翻訳対応が難しい言語は比較的高単価になりやすいです。
また、外国語同士の翻訳はより専門性が求められるため、料金が高くなる傾向があります。
日本語を介さない翻訳やマイナー言語の対応は、翻訳会社によって価格差が大きいため、見積もりを比較し依頼しましょう。
翻訳内容の分野・専門性
翻訳料金の単価は、翻訳内容の分野や専門性によって異なります。
例えば、契約書などのビジネス文書は、案内文や手紙といった一般文書よりも翻訳が複雑になるため相場が高めです。
ビジネス文書は翻訳需要の高さに加え、用途に応じて業界特有の用語や敬語表現、意図を正確に伝えるための品質管理が影響しています。
また、医療や法律といった専門性の高い分野では、専門用語に対応できるレベルの高い翻訳が必要なので、ビジネス文書よりもさらに高くなります。
専門性の高い文書を翻訳する場合、費用に見合った品質で翻訳できるレベルの翻訳会社選びが重要です。
品質管理のためのチェック体制
翻訳料金の単価は、ネイティブチェックなどの品質管理のチェック体制によっても変わります。
ネイティブチェックとは、翻訳言語を母国語とする人やネイティブスピーカーが、原文と訳文を照らし合わせて内容を確認することです。
誤訳を防ぐだけでなく、不自然な表現の修正や文脈に合った単語の選定も行われるため、品質の高い文章に仕上がります。
他にもチェッカーによる翻訳原稿のチェックや、ツールを用いて修正が行われる場合があり、工程が増えるほど金額は高くなる傾向にあります。
チェック料金は翻訳単価に含まれる場合もあれば、オプションとして追加費用がかかることもあるため、事前に確認しておくことが重要です。
納品までの期間
納品までの期間が短いほど対応体制の調整が必要となり、通常の翻訳費用に追加料金が発生する場合があります。
以下では、当社の翻訳サービス「JOHO」の納期別の料金を例に解説します。
「JOHO」の納品目安は、日英翻訳4,000文字以内で発注翌日〜3営業日目です。
日本語から中国語・韓国語では5,000文字で4営業日、その他の言語では2,500文字程度で4営業日かかります。
「早く納品して欲しい」という方向けに、基本料金の25%分の追加費用で2営業日に納品可能なプランがあります。
上記のように希望納期によって翻訳料金が変動するため、見積もり依頼時にはセットで確認しましょう。
ミニマムチャージ
翻訳会社によっては、ミニマムチャージが設定されており依頼量にかかわらず一定金額の支払いが発生する場合があります。
ミニマムチャージとは、見積もりの料金が所定の金額を下回る場合でも、最低料金として請求される仕組みのことです。
当社の翻訳サービス「JOHO」では、英語翻訳の場合ミニマムチャージを8,800円(税込)で設定しています。
会社によってはミニマムチャージの代わりに最小依頼文字数が指定されているケースもあるため、依頼前に確認しておくと安心です。
翻訳会社「JOHO」の料金を言語別に紹介
当社の翻訳サービス「JOHO」の翻訳料金を言語別に紹介します。
JOHOの翻訳料金は、ビジネス翻訳と専門・公文翻訳で異なる設定です。
ビジネス翻訳は、意図や使用目的を汲み取りつつ、ビジネスに適した構成や表現で翻訳を仕上げる内容となっています。
対して専門・公文翻訳は、技術文書や公的文書など、用語や体裁に厳密さが求められる原稿のことです。
なお、ネイティブチェックは基本料金に含まれているため、追加費用はかかりません。
英語
JOHOの英語・日本語間の翻訳料金は、以下のとおりです。
ビジネス翻訳の日英翻訳では1文字あたり12円〜翻訳でき、日本翻訳連盟の調査結果で最も多い13〜14円よりも安めの水準です。
専門翻訳においても15円〜で、分野によっては20〜30円が目安となる中、比較的リーズナブルな価格帯といえます。
英語は世界共通語として利用者が多く、翻訳の需要も高い言語なので高品質な翻訳を手の届きやすい価格でご提供しています。
中国語
JOHOの中国語・日本語間の翻訳料金は、以下のとおりです。
中国語は話者人口が多く、世界的にも使用頻度の高い言語です。
日本と中国は地理的にも経済的にも繋がりが強いため、翻訳ニーズが安定しており翻訳単価も抑えられる傾向にあります。
韓国語
JOHOの韓国語・日本語間の翻訳料金は、以下のとおりです。
韓国語は日本語と語順や文法構造が似ていることから、翻訳時のニュアンスが伝わりやすく、比較的スムーズな翻訳が可能です。
そのため、翻訳の単価も他言語と比べて抑えられる傾向があります。
特に「JOHO」では、ビジネス翻訳が9円からとリーズナブルな価格設定となっており、専門翻訳でも12円〜と相場より安い料金で翻訳できます。
東南アジア諸言語
JOHOの東南アジア諸言語・日本語間の翻訳料金は、以下のとおりです。
東南アジア諸言語の中でも、タイ語とベトナム語は比較的翻訳単価が低く設定されており、対応できる翻訳者の数や需要が反映されています。
その他の東南アジア言語にも対応しているものの、マイナー言語である場合は価格が高くなるため注意が必要です。
ヨーロッパ諸言語
JOHOの以下のヨーロッパ諸言語・日本語間の翻訳料金は、以下のとおりです。
ヨーロッパ地域の中でも、言語の種類によって翻訳料金が異なります。
フランス語やドイツ語などの主要言語は翻訳需要が高く、単価は比較的安めの設定です。
一方で、フィンランド語やチェコ語、ポーランド語といった北欧・東欧の言語は、他ヨーロッパ地域と比べると高めの単価設定となります。
また、使用される国が限定される言語は市場規模が小さいため希少性が価格に反映されています。
翻訳料金の相場は文字数や言語によって異なる!まずは見積もりを依頼しよう
翻訳料金の単価は、文字数や翻訳する言語を始めとする主に以下の6つの基準によって決まります。
【翻訳料金の単価が決まる基準6つ】
- 翻訳原稿の文字数・単語数
- 翻訳する言語
- 翻訳内容の分野・専門性
- 品質管理のためのチェック体制
- 納品までの期間
- ミニマムチャージ(最低料金)
当社の翻訳サービス「JOHO」では、主要言語を中心にリーズナブルな価格で高品質な翻訳をご提供しています。
JOHOの高品質な翻訳や機密管理体制を高く評価いただき、国内外の政府機関からも多数のご依頼をいただいております。
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