新着情報

スペイン語翻訳のコラム

戸籍謄本のスペイン語翻訳が必要な理由と翻訳のポイント

2024年10月18日

はじめに

日本の「戸籍謄本」は、国際的な手続きやビザ申請、海外での婚姻手続き、移住など、さまざまな理由で外国語への翻訳が求められる事があります。特に、スペイン語圏(中南米諸国やスペインなど)への移住やビザ申請、国際結婚を行う際には、戸籍謄本をスペイン語に翻訳して提出することが必要です。
この記事では、戸籍謄本をスペイン語に翻訳する際の重要なポイントや翻訳プロセス、注意点について詳しく解説します。

戸籍謄本とは?

戸籍謄本は、日本の公的な文書であり、個人や家族の法的な身分を証明するための書類です。戸籍には、氏名、生年月日、親子関係、婚姻や離婚などの家族に関する法的な情報が記載されています。日本国内での各種手続きや、役所での証明が必要な際に使われるほか、海外でも法的な手続きのために提出が求められることがあります。
戸籍謄本が必要になる海外での具体的なシチュエーションには、以下のようなものがあります。
ビザ申請: 移住や長期滞在ビザの申請手続き
国際結婚: スペイン語圏の国で結婚する際の提出書類※
永住権申請: 中南米やスペインでの永住権取得手続き
その他の法的手続き: 海外での相続、養子縁組等
こうした国際的な手続きの場では、日本語の戸籍謄本をそのまま提出することはできません。多くの場合、現地の公用語、ここではスペイン語に翻訳する必要があります。
※2024年4月1日より、在外公館において「婚姻届」「離婚届」「認知届」「養子縁組届」等、戸籍や国籍に関する届出を行う場合、法務省とのシステム連携により戸籍謄本の提出は不要、出生届、死亡届などについては従来から不要です。

なぜスペイン語への翻訳が必要か?

スペイン語圏では、法的手続きや公的な書類の提出時に、現地の言語であるスペイン語による書類の提出が求められます。戸籍謄本は、日本国内で発行された日本語の書類であり、そのままではスペイン語圏の当局や役所で理解されないため、翻訳が必要です。
さらに、翻訳にあたっては「正確さ」が極めて重要です。法的文書である戸籍謄本には、名前、日付、家族関係など、誤訳が許されない重要な情報が含まれています。正確な翻訳を行うことで、誤解やトラブルを避け、スムーズに手続きを進めることができます。

スペイン語翻訳のポイント

戸籍謄本のスペイン語翻訳を行う際には、いくつかの重要なポイントを押さえる必要があります。法的な書類であるため、単なる言語の置き換えではなく、各国の法的要件を満たす形での翻訳が求められます。

正確な翻訳

戸籍謄本は、法的な書類であり、スペイン語に翻訳する際にも一字一句の正確さが求められます。誤訳があると手続きが認められない可能性があるため、慎重に翻訳することが必要です。特に、名前や日付、出生地、住所、婚姻関係などの情報が重要です。
例えば、日本語では姓と名の順番が「姓→名」となりますが、スペイン語では「名→姓」と逆になります。このような文化的な違いを理解した上で、正確に翻訳を行うことが大切です。

公的機関が要求するフォーマットに従う

スペイン語圏の公的機関では、提出する翻訳書類の形式や内容に厳しい規定があることがあります。そのため、翻訳する際には、その国の要件に沿ったフォーマットで書類を整える必要があります。特に以下の点に注意が必要です。
正確なレイアウトの維持: 元の戸籍謄本のフォーマットを忠実に再現する。
公式な用語の使用: 日本語の法的用語を正確にスペイン語に翻訳する必要があります。たとえば、「親族」や「婚姻関係」などの法律用語は、対応するスペイン語の正式な表現に訳さなければなりません。
署名と認証: 翻訳文には、翻訳者の署名や翻訳が正確であることを証明する認証(アポスティーユ)が求められる場合があります。

アポスティーユと公証翻訳

多くのスペイン語圏の国では、翻訳文に対して「公証翻訳」を求める場合があります。これは、翻訳者が正式な資格を持ち、翻訳が正確であることを公証するものです。アポスティーユとは、国際的に文書が公式であることを証明するシステムであり、通常、外務省や公証役場で取得できます。日本では行政書士法人の事務所などが代理で作成することが多いです。
このアポスティーユ付きの翻訳書類は、登記事項証明書・戸籍謄本・戸籍抄本・住民票・婚姻要件具備証明書・独身証明書・納税証明書・学位記・卒業証明書、成績証明書等の公的証明書をスペイン語圏の国々での法的手続きにおいて非常に重要で、これがないと翻訳文が受理されないことがあります。

プロの翻訳者を選ぶ理由

戸籍謄本の翻訳は、個人で行うことも可能ですが、特に重要な手続きに関わる場合は、プロの翻訳者や翻訳会社に依頼することが推奨されます。その理由は以下の通りです。

法的知識の豊富さ

プロの翻訳者は、法的文書の翻訳に関する専門知識を持っているため、正確かつ適切な翻訳を行うことができます。例えば、スペイン語圏の法的用語や表現についても熟知しており、手続きのために必要なすべての要件を満たした翻訳を提供してくれます。

認証済み翻訳

プロの翻訳会社や資格を持つ翻訳者は、認証翻訳(公証翻訳)を提供できるため、翻訳文に対して第三者の証明が必要な場合にも対応可能です。これは、海外の公的機関や大使館、法務局での手続きにおいて非常に重要です。

高い信頼性

プロの翻訳者に依頼することで、翻訳の品質が保証されます。個人で翻訳する場合、スペイン語のスキルに自信がないと、翻訳ミスが発生する可能性があります。特に、戸籍謄本のような重要な文書では、小さな誤りが大きなトラブルにつながる可能性があるため、信頼できる翻訳者に任せることが賢明です。

翻訳プロセスと必要な手続き

戸籍謄本をスペイン語に翻訳する際のプロセスは、以下のようになります。
1.戸籍謄本の取得: 市役所などの役所で最新の戸籍謄本を取得します。
2.翻訳会社への依頼: プロの翻訳会社や公証翻訳者に翻訳を依頼します。翻訳者の資格や過去の実績を確認することが重要です。
3.翻訳文の認証: 多くの場合、翻訳された文書には公的な認証(アポスティーユ)が必要です。外務省や公証役場での手続きが必要となります。
5.書類の提出: 翻訳文と元の戸籍謄本を、指定された機関に提出します。

戸籍謄本のスペイン語翻訳はJOHOにご相談を

弊社、多言語翻訳会社であるJOHOは、証明書の翻訳も得意としています。
日本の戸籍制度は特殊であるため、海外に提出するためには豊富な知識と経験が不可欠です。更にスペインをはじめ相手の国に公的証明書を提出する際には、翻訳証明書の添付が求められることが多いため、JOHOではご希望のお客様に対し、ご納品日にそのまま提出いただける様式で翻訳証明書をご郵送させていただきます。お預かりさせていただいた翻訳の内容や個人情報に関しましても、管理体制が整っておりますので、安心してお任せいただくことが可能です。
肝心の翻訳に関しましても、専門分野別にチームで作業にあたるため、お急ぎの場合でも高品質な翻訳を短期納期することが可能です。用途に合わせたサービスとお客様へのサポートを心がけ、文書そのもののご相談や質問にも丁寧に承りますので、ぜひお気軽に問合せいただき、JOHOの証明書翻訳をご利用ください。料金のお見積りは無料です。

まとめ

上記のように戸籍謄本のスペイン語翻訳は、海外での法的手続きやビザ申請、国際結婚などで重要な役割を果たします。正確な翻訳を行うためには、法的な専門知識や各国の要件を理解したプロの翻訳者に依頼することが最善です。さらに、アポスティーユや公証翻訳などの必要な手続きを踏むことで、書類が適切に受理され、スムーズな手続きを進めることができます。
このサイトでは、他にもさまざまな言語の翻訳に関連した役立つ情報を紹介しておりますので、ぜひ合わせてご覧くださいませ。

無料お見積もり・お問い合わせ