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ポーランド語翻訳の難しさと英語との違いについて

2023年12月16日

手に入りずらいポーランド語の情報

ポーランドはサッカーの強豪国であったり、音楽家のショパンや天文学者のコペルニクスといった世界的に有名な偉人が生まれた国であり、スポーツや芸術、文化の分野において非常に重要かつ注目を集める国の一つで、そこからポーランドに触れ興味や関心を持つ人もいるでしょう。
とは言え、ポーランド語は「非常に難しい上にポーランド以外では使えない言語」ということで、日本人の私たちが外国語を学ぶ際にあえてポーランド語を選択することはほとんど無いかと思いますし、日本語に翻訳されたポーランドやポーランド語に関する資料は非常に少ないという現状にあります。

ポーランド語の機械翻訳はおすすめできない理由

Google等で提供されている無料の機械翻訳サービスやアプリ等のツールは最近精度を高めてはいるものの、ポーランド語から日本語(日本語からポーランド語)の翻訳の際に利用すると、結果はほとんどの場合は誤訳や不自然な表現の文章が表示されてしまいます。
それはテキストではなく音声で入力した場合も同様です。
というのもポーランド語と日本語は文法が大きく違うことはもちろんですが、他の多くのヨーロッパの言語と同様、ポーランド語には名詞や形容詞等に性別があり、性別を持たない日本語と翻訳した場合、対応する単語や表現がなく不可解な訳文となってしまうのです。
辞書として使用する程度であれば問題ないかと思いますが、文章の場合は双方の言語に適応するように原文に補足をしたとしても、機械翻訳ではそこから自然な解釈と表現にすることは難しいでしょう。
そこでポーランド語から一度英語に翻訳した場合はどうでしょうか?

ポーランド語は英語の翻訳でも難しい

ポーランド語と英語は、結果からお伝えすると「全く異なる言語」であると言えます。
大きな違いとして、やはり日本語と比較した時と同じようにポーランド語には名詞に性があり、そして非常に複雑な格変化がある一方で、英語の名詞には性の区別も格変化もほとんどありません。
また、ポーランド語は英語と同じようにラテン文字(アルファベット)を使う言語なので、一見英語と似ているように日本人からは見えてしまいがちですが、実際の発音は英語とまったく異なります。
とはいえ、ポーランド語と日本語に比べると少し似ているところは存在しており、一部の分野に関連した単語や語彙において英語から借用しポーランド語に変化させたものはあります。
しかし日本語にも似たような経緯でカタカナ語や和製英語として定着している言葉は多くありますので、そこまで大きな共通点とは言えませんね。

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