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翻訳マネージャーコラム

日本と海外のハロウィンの違い

2021年10月20日

日本のハロウィンと海外のハロウィンはどう違う?

10月31日は、ハロウィン(Halloween)です。最近では、日本でもハロウィンが定着した印象があります。この時期になると、街中にカボチャやオバケといったハロウィンの装飾をよく見かけます。幼稚園や保育園では、ハロウィンに、子供たちが好きなキャラクターの仮装をして登園するところも増えていますね。

日本では仮装して盛り上がるハロウィンですが、そもそもハロウィンとはどのように始まったのでしょうか。今回は、ハロウィンの起源と、海外ではハロウィンをどのように楽しんでいるのかについてご紹介します。

ハロウィンの起源

もともとハロウィンは、アイルランド発祥で、古代ケルト人の新年の祭り「サウィン」が起源です。古代ケルト人は、冬の始まりが新年の始まりと考えており、冬の始まりである11月1日をサウィンとして祝っていました。その前日の10月31日は、夏と冬の境目ということで、霊界とこの世との門が開き、死者の魂が戻ってくる日と言われていたのです。そして、悪い霊や魔女から身を守るために、焚火をしたり仮面をかぶったりするようになりました。当時のアイルランドやスコットランドではカボチャではなく、カブを人の顔のようにくり抜いた、ジャックオーランタンを作っていたようです。

アイルランドでは現在も、10月末の月曜が祝日と制定され、ハロウィン休みとされています。この祝日の週は、全学校が休みになり、ハロウィンの休日を純粋に楽しみます。アメリカにも引けを取らない派手なハロウィンパレードが開催されたり、さまざまなイベントが催され、人々は仮装をして楽しんで過ごすようです。

北米でのハロウィン

現代で、ハロウィンを大々的に行っている国々はほとんど英語圏と言っていいでしょう。アイルランドやイギリス、アメリカ、カナダ、オーストラリア、ニュージーランドなどでハロウィンは楽しまれています。アメリカの影響で、日本や香港、東南アジアにも広まりました。今回は典型的な北米でのハロウィンの過ごし方をご紹介します。

若者が中心となる渋谷のハロウィンのイメージとは異なり、もっぱら北米でのハロウィンは子供が中心です。ハロウィンが近くなると、北米のスーパーにはさまざまなカボチャが並びます。農場でパンプキンパッチをする家庭も多いでしょう。家族でカボチャをくり抜いてランタン作りをするのも、ハロウィンの時期の恒例イベントとなっています。クモの巣やガイコツ、立ち入り禁止テープなどを使って、お化け屋敷風に家を飾る家庭も多く、街を散歩するのが楽しい時期です。

幼稚園や小学校では、ハロウィンの日に仮装して登校するコスチュームデイが設けられているところが多いです。また、学校のカリキュラムとして、パンプキンパッチに行ってパンプキンを採ったり、パンプキンカービング(パンプキンを持参しジャックオーランタンを作る作業)の時間があったりと、10月は学校でもハロウィン一色になります。

ハロウィン当日は、夕方ごろから、子供たちがトリックオアトリートに出かけます。仮装をした子供たちが近所の家々を回り、「トリックオアトリート!」と言うと、家主がお菓子をくれる、という仕組みのイベントです。日本でもお子さんのいる家庭では少し定着してきましたね。

翻訳はプロの翻訳会社へ

今回の翻訳コラムでは、ハロウィンの起源と、海外でのハロウィンの過ごし方についてご紹介しました。アイルランドでのハロウィンの始まりを学び、それがアメリカに渡って大衆文化のようになり、日本でも盛大に祝うようになったという流れがとても興味深いと感じました。

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