ロシア語翻訳の需要と英語との違い
ロシア語と英語に共通点はあるの?
私たち日本人は義務教育の中で英語の授業を受け、話せないとしても英語の響きやローマ字に対しては馴染みがある方が多いかと思います。
新しい言語を学ぶ時、全く馴染みのない発音や文字よりも少しは馴染みのあるものの方がとっかかりやすいもの。
今回取り上げるロシア語はどうでしょうか?
ロシア語と英語は異なるグループに属する言語で、それぞれが持つ特徴も違います。
芸術や文化、テクノロジー等、英語の単語から流用されているロシア語ももちろんあり、一部の言葉については発音も似ていますが、基本的には英語とは大きく異なる言語と言って良いでしょう。
そのため、英語で学んだ知識をロシア語の翻訳に使うことは難しく、改めてロシア語の特徴を理解する必要があります。
ロシア語と英語の違い
ロシア語と英語の違いとして、まず文字の違いがあげられます。
英語は皆さんご存知の通り、ローマ字(ラテン文字)を使用しますが、ロシア語はキリル文字と呼ばれる文字を使います。
そして文法も異なります。語順が非常に重要となる英語と違い、ロシア語は名詞に性と格、動詞に時制と相があり、更に動詞の不完全形と完全形を区別して変化し文章の意味が決められます。
ロシア語の概要と特徴
ロシア語はロシアとウクライナ、ベラルーシ、カザフスタン、ウズベキスタン等で話される言語で、ヨーロッパの言語の中では話者数の多い言語となります。
ロシア語で使われるキリル文字という名前は日本人にとって馴染みがないと思いますが、昔流行った顔文字でよく使われていた文字なので見たことがある、という人も意外と多いかも知れません。
英語のアルファベット26文字に対してキリル文字は33文字なので、覚える文字数は多くなります。
発音は母音の種類が多く日本語や他のヨーロッパの言語にも無い音があるため、習得することが難しく感じるでしょう。単語によってアクセントも変化します。
文法についても先述した通り、名詞の性数と格変化、動詞の変化が多いという特徴があります。
このように英語とは異なるロシア語は、日本語との共通点がほとんどないため、習得の難易度は非常に高いと言えます。
ロシア語翻訳の需要
これまで日本の多くの企業がロシアに進出し会社を置いていましたが、昨今の情勢により、そのほとんどが撤退しています。
とはいえ貿易関係や引き続きロシアの企業と取引がある企業もありますので、ロシア語の翻訳が必要となるケースが出てくるでしょう。
また、ウクライナから日本へ避難してきた方々のサポートのため、ロシア語やロシア語に近いウクライナ語の翻訳や通訳の需要が高まっています。
多くの場合、Google等の無料の翻訳サービスやアプリを利用して辞書の代わりにしたり、テキストだけでなく音声を翻訳するかと思います。
しかし公的機関へ提出するような正確性を求められる文書などの翻訳に関しては、このようなツールではなくやはりプロの翻訳者に依頼する必要があるでしょう。
翻訳というのは翻訳の技術だけでなく、対象となる国の背景や文化、習慣、翻訳する分野の経験や専門の知識もないと質の高い翻訳を提供することは出来ません。
多言語翻訳会社であるJOHOでは、翻訳者の他に各分野の専門家やネイティブによるチェックも行われますので、高品質な翻訳をリーズナブルにお客様にご提供しています。
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