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翻訳言語別コラム

正確な英語翻訳ができる翻訳ツールはあるの?正確さを高める翻訳方法とは?

2023年07月05日

機械翻訳での英語の翻訳で正確さを求めるのは無謀?

「機械翻訳で英語の翻訳をした場合、その文章は正確なのだろうか?」
英語の翻訳ができる便利なサイトやツールは、音声やカメラからの翻訳といった機能も加わり今や旅行や趣味だけでなく海外とのビジネス向け等さまざまな場面において多くの人が利用されています。
最近はAIの技術の進歩などにより翻訳プログラムの精度が上がり、登録の必要もなく料金も無料で使えるものが多いため、Google翻訳を筆頭に英語の翻訳には欠かせないものとなっています。
しかし気になるのはその翻訳の正確さ、ですよね。
いくら精度が高いと言われても、専門性の高い分野や作者の意図を汲み取る必要のあるもの等は、やはり人の手による翻訳には適わない印象があります。
実は英語の翻訳の正確さを高める翻訳ツールの使い方というがあるのをご存知ですか?
便利な翻訳ツールを上手に活用するために、そのコツについて紹介していきましょう。

英語の翻訳の正確さを高める3つのコツ

ツールを使い英語の翻訳を行う時に正確さを高めたいのなら、訳したい原文をただそのまま入力するのではなく少し工夫が必要です。
GoogleやYahoo!などが提供している翻訳のサービスでの誤訳は、原文が「機械が理解しにくい文章」になっていることにより起こっています。
そこで機械が認識しやすい言葉や文章に直してあげることで、翻訳の正確さを高めることが可能となるのです。
以下、ツールを使って日本語から英語へ翻訳する際の3つのポイントを解説します。

主語を忘れずに

日本語は主語を省略しても文章が成り立つ珍しい言語です。そのため、英語へ翻訳を行う際にも主語を忘れて原文を入力してしまい、結果として正確ではない和訳が表示されてしまうケースが非常に多くあります。
主語、述語、目的語をしっかり入れると日本語として逆に不自然に感じる文章になることもありますが、英語は日本語とは逆に主語が必須の言語。正確に翻訳を行うためには日本語でも主語述語などを忘れずに文章を作って翻訳にかけましょう。

シンプルな文章に

やはり原文が複雑な文章になればなるほど翻訳ミスが増える可能性が高まります。
そのため出来るだけシンプルな文章かつ1つの文章が長くなりすぎないように気を付けましょう。
「しかし」「また」等の接続詞が複数出てくるような長い文章は、少し手間ですが文章を区切って2つ以上に分けて翻訳をした方が正確さが高くなります。

漢字を使う

日本語は同じ音で複数の意味を持つ単語が多くあります。
日本人なら前後の文脈や意味を考えて理解することが出来ますが、機械はこのように意訳することが苦手です。
それをカバーするには出来るだけ漢字を使って翻訳にかけること。
例えば「やさしい」は「優しい」なのか「易しい」なのか、「あつい」は「熱い」のか「厚い」のか「暑い」のか等・・・
漢字が違うと意味がまったく異なりますので、正しい漢字を使って機械が正確に翻訳を行えるようにしましょう。

英語翻訳の正確性が高い翻訳ツール「DeepL」とは?

現在、数多くある翻訳ツールの中でも世界的なシェアを占めているのがGoogle翻訳ですが、2016年にニュートラルネットワークを使用したアルゴリズムに変更されたことで翻訳の正確さが大幅に向上しました。
しかし近年、そのGoogle翻訳を上回る正確な翻訳が出来ると話題を集めているのが「DeepL」というツールです。
実際に利用した人たちからも「かなり自然な翻訳ができる」との声がSNSを通じてたくさん発信されていますが、他の翻訳ツールとの違いはどのようなものなのか調べてみました。

AIシステム開発企業が手がけた翻訳ツール

DeepLはAIシステムを開発している同名の企業が2017年に公開し、独自に開発したオンライン辞書を使ってフレーズ単位で翻訳文を検索し導き出すという特徴があります。
アプリはWindowsにもMacにも対応しており、対応言語は英語の他にフランス語、ドイツ語、中国語など11言語。
有料版の「DeepL Pro」も開発されていますが、無料版でも十分翻訳を行うことが可能です。

翻訳スピードが早い

日本語から英語の翻訳をDeepLで行ってみると、1,000文字を超える文章でもわずか数秒で訳文が生成されます。
原文をテキストボックスに入力するとほぼリアルタイムで英文に変換されていくので、利用していて気持ちが良いと感じるほどでしょう。
このスピード感であればタイピングが早い人なら通訳を介さず会話(筆談)をするように日英の話者とコミュニケーションが取れるかも知れません。

意訳でも自然な翻訳

DeepLがGoogle翻訳と比較してより優れていると言われている部分は「意訳の正確さ」でしょう。
詩的な表現やくだけた口語であってもネイティブが意味を理解できるような自然な翻訳を瞬時に行えるということで、多くの利用者から高い評価を得ています。
アルファベットで表記されている固有名詞については翻訳せず、そのまま訳文に反映させてくれるという点も他の翻訳ツールより優れたポイントと言えます。

機械翻訳を過信し過ぎないこと

以上のように精度が高くなった機械翻訳とはいえ、やはり完全に正確な翻訳が行えるわけではありません。
正確さが重視される文書の翻訳については何度もチェックする必要がありますし、適切な位置に句読点を打つことが難しいため長文を翻訳する際は注意が必要です。
また、日本人は一般的に日本語で使われる和製英語(和製外国語)を英語だと誤解して原文に含めてしまいがちですが、多くの機械翻訳はこの和製英語を理解することは難しい現状です。和製英語は時代と共にどんどん増えていく傾向にありますので、翻訳を行う時には使用しないことが望ましいです。
このようにまだ機械翻訳では正確に翻訳できない文章や公的機関やビジネスで取り扱う高い正確さを求められる文書については、やはりプロの翻訳家に依頼をすることをおすすめします。
多言語翻訳会社であるJOHOでは英語の他に多くの言語に対応し、在籍する翻訳家はただ外国語に精通しているだけでなくさまざまな専門分野を持っておりますので、ITや技術、法律、医療、エンターテイメントなど幅広い翻訳の場面に活用いただけます。
また、お預かりする原稿やデータなどすべての情報に対する保管体制も万全を期しておりますので安心してご依頼いただけます。
お見積りは無料です。どうぞお気軽にご相談いただき、翻訳にお役立てくださいませ。

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