世界の夏休み事情
日本の夏休みと海外の夏休みはどう違う?
日本では、学校の夏休みというと、地域差や各学校の方針によって多少差異はあるものの、平均1か月くらいの期間が設けられています。7月下旬から8月いっぱいが夏休み、というところが多いのではないでしょうか。中には、学校にエアコンを設置して、夏休みが短縮傾向になっている地域もあります。日本の夏休みには、ドリルや絵日記、読書感想文、自由研究などの宿題が出ることも特徴的です。夏休み中に登校日がある学校もありますね。
今回は、世界の国々の夏休み期間と、宿題があるか否か、そして夏休みの過ごし方をご紹介します。
世界の夏休み
日本の夏休みと比較するため、世界の夏休みの期間について調べてみました。気候や地域によって期間が考えられていると思いますが、諸外国は比較的長い期間お休みになる国が多いようです。
アメリカ・カナダ
アメリカは約3か月、カナダは約2か月の夏休みとなっています。
ヨーロッパ
ドイツ、スイス、オランダは約6週間の休みがあり、フランス、フィンランドは約2か月、スペイン、イタリア、トルコ、ギリシャは約3か月という長い夏休みを取ります。
アジア
中国・香港は約2か月、韓国は約1か月の夏休みがあります。シンガポールは、一年中暑い地域なので夏休みという位置づけではありませんが、学年区切りの12月~1月に約6週間の長期休暇があります。
アフリカ
アフリカはほとんど四季がなく一年中暑い地域ですが、南アフリカ共和国のように、学年区切り(12月~1月)に長期休暇を設けている地域や、オーガスト・ホリデーという8月の休みがあるところもあります。
オセアニア
オーストラリア、ニュージーランドともに約6週間の長期休暇があります。南半球のため、12月~1月が夏休みとなっています。この休みが学年区切りの長期休暇です。
海外の夏休みは宿題なしが主流⁉夏休みの過ごし方
ここでは主に欧米の夏休みの過ごし方についてご紹介します。欧米では、夏は唯一の暑い季節として貴重な時期と捉える人が多いです。1年子供たちが学業やスポーツを頑張ってきて、学年が終了し、長期休みに入るのが夏休みです。そんなときに、あくせく宿題をさせたり塾に行かせたりするという価値観を持っている人は少ないといえます。ただ、夏休みの読書を推奨している国は多いようです。
暑い夏には基本的に無理をせず、長い休みにしかできないことをしましょう!のんびりしましょう!という考えが夏休みの過ごし方の基盤にあるのでしょう。子供たちの夏休みに合わせて有休をとる家庭が多く、ロードトリップ(車での旅行)に出かけたり、キャンプに行ったりするのが一般的です。もちろんリゾート地に出かける家庭もあるでしょう。欧米にはプールがある家が少なくないので、祖父母の家などでプール遊びをさせるというのも、欧米の夏休みらしい過ごし方です。大きな子供たちは、友達と公園に行ったり、サイクリング、ハイキング、ローラーブレードなどをして自由に過ごします。
夏は楽しむ時期とはいえ、親や祖父母が毎日子供たちの対応をするのは大変です。さまざまな機関が、サマーキャンプ(デイキャンプや泊まりのキャンプ)を実施しているのでそこに申し込む家庭も多いです。サマーキャンプでは、スポーツをしたりゲームをしたりして楽しく過ごします。勉強を教えてくれるサマースクールがある国もあります。また、やったことのないスポーツの体験をさせたり、プール通いをさせる良い機会です。また、夏祭りやナイトマーケットに行くのも夏の風物詩です。移動遊園地が広場やモールなどに出現し、子供たちで賑わう光景が見られます。
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今回の翻訳コラムでは、世界中の夏休みについてご紹介しました。世界の夏休みを垣間見てみると、日本の夏休みは短いと感じますね。夏休み一つをとっても、気候や地域性、国民性によって、期間や過ごし方が変わってくるのが興味深いと感じました。
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