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翻訳マネージャーコラム

ネイティブチェックって必要なの?

2020年07月20日

ネイティブチェックって必要なの?

プロの翻訳者によって翻訳された文書をネイティブスピーカーがチェックすることを「ネイティブチェック」と言います。プロの翻訳者が翻訳を手掛けているのであれば、ネイティブが再度チェックする必要ってあるの?と感じる方も中にはいるかもしれません。

でも実は、翻訳においてネイティブチェックは欠かせない存在です。大切な文書の翻訳において、ネイティブチェックは「ネイティブが読んで自然な文章への仕上げ」「微妙な表現や言い回しの削除」という大切な役割を果たします。たとえば、日英翻訳を翻訳会社へ依頼した場合、まず担当翻訳者が日本語から英語へ翻訳し、その後に英語のネイティブスピーカーによるネイティブチェックが入ります。最後にネイティブチェックを通すことで、ネイティブが読んでも自然で読みやすい文章へと仕上がります。

わたし達の母語「日本語」の翻訳文書で考えてみると、よりネイティブチェックの必要性を実感できるかもしれません。英語から日本語への翻訳を、日本語を話すアメリカ人翻訳者が担当したとしましょう。もちろんプロの翻訳者ですので、文法的に正しく、辞書に沿った正しい翻訳をすることは可能です。でも、翻訳文書の内容や日本語への親しみによっては、日本人が読むと、不自然だったり、あまり日本人が使わないような言い回しが含まれていたりします。または、細かなニュアンスのズレの重なりから、文書全体のなす意味が異なってしまうこともあるでしょう。そこで、最後に日本人のネイティブチェックが入ることで、不自然な部分を修正し、より完成度の高い文書へと作り上げることが可能です。

ネイティブチェックを翻訳会社に依頼するべき理由

ネイティブが読んで自然な文章に仕上がっているか確認するネイティブチェックですが、ネイティブスピーカーなら誰でも任せられるというわけではありません。というのもネイティブチェックを正しく行うためには、その言語の母語話者であることはもちろん、翻訳知識や母語の文法知識、母語での文章作成能力に長けている必要があるからです。これは日本人なら誰でも日本語文章の校正を行えるわけではないのと同じことですね。

また、翻訳文書のジャンルによっては校正・ネイティブチェックに、専門的な知識を要する場合もあります。法律分野、医療分野など、専門知識がないとネイティブチェックが難しい分野では、言語能力だけでなく専門分野のスキルも必要なので、あなたの周りにいるネイティブスピーカーにお願いするというわけにはいかないでしょう。その点、プロの翻訳会社であれば、言語的な部分はもちろん、専門性の高い翻訳者がそろっているので専門性の高い文書の翻訳でも安心して依頼することができます。

ネイティブチェックの需要増加

わたし達がいつも何気なく目にしている海外製品の取扱説明書や外資企業のホームページのほとんどは、プロの翻訳者によって翻訳・ネイティブチェック済みのものです。日本人が読んでごく自然な文章に仕上がっているのは、ネイティブチェックのおかげと言っても過言ではないでしょう。

グローバル化が進む今の世の中、日本企業の海外進出や、海外企業とのビジネスなど、外国語翻訳の需要は増加の一途をたどっています。特にビジネス契約書や法律文書の翻訳は、ひとつの翻訳ミスが交渉成立や消費者からの信頼などに大きく関わります。このような文書の翻訳には、翻訳ミスはもちろんのこと、ネイティブが読んだときに微妙なニュアンスを持つ言い回しや、分かりにくい文章の修正が欠かせません。今後もさらにグローバル化が発展することが予想される今の時代、外国語翻訳への需要の高まりと共に、ネイティブチェックに対する需要も増加していくことが予想されます。

ネイティブチェックの必要な翻訳は、プロの翻訳会社へ

契約書をはじめとする法的書類や、医療文書はもちろん、すべての翻訳文書において、ネイティブが読んで自然な文章へと仕上げるためにネイティブチェックは欠かせません。その言語を母語とするだけでなく、翻訳知識や母語での文法・文章知識に長けたものによるネイティブチェックは、プロの翻訳会社への依頼がおすすめです。JOHOなら翻訳か構成のどちらかにネイティブスピーカーが必ず担当します。ネイティブスピーカーが読んで魅力的な文章を作成したい、ひとつのミスもなく完璧に翻訳したい、そんな文書があればぜひ一度JOHOへご相談ください。

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