海外の論文が読みたいけど外国語が読めないよ!!
海外の論文を簡単に読める時代
インターネットのサービス向上や学術論文のオンライン公開数の増加により、今では誰でも簡単にネットで海外の論文にアクセスすることが可能となりました。大学での論文の執筆にあたり使用する参考文献は国内の論文だけでなく、世界各国で発表された論文を参考にすることがもはや現在では当たり前となっています。学業のみに止まらず、個人の研究材料や記事執筆の出典元などと海外論文は私たちの身の回りの様々な場面で使われています。
専門知識の習得に必要不可欠な海外の論文
大学の講義で欠かせないレポートや卒業論文の作成にあたって、海外各地の有名大学教授によって出された論文を参考文献として使用することはもはや必須とも言えます。 日本語の論文で事が足りれば良いのですが、アメリカやイギリスをはじめとする世界の有名大学の論文にはより進んだ研究結果がまとまっていたり、大規模なリサーチがなされていたりと論文作成にたいへん有益な情報を得る手段として海外の論文の存在はやはり無視できません。海外の論文を参考文献とすれば、日本では手に入らないような膨大な過去の研究データや、日本ではまだ研究の発展していない分野に関する情報を取り入れた論文を作成することができます。 また専門分野の勉強教材として海外の論文を読んで、より深い知識を身に付けたいという場合もあるでしょう。 外国語の知識は外国語でしか取得することのできない特定の分野の知識を深めるのに有利です。音楽の勉強をしたいからドイツ語を学ぶという人がその一例です。日本語に翻訳されていない海外の論文を理解することができれば、より深い専門知識を学ぶことが可能になります。
海外の論文の英語の難易点
論文というものは専門性が非常に高い上に学術的な文章で書かれているので、大学の入試問題に出てくるような英文や普段目にする英語コンテンツよりも遥かに英語の難易度が高いです。例えば、「The vast majority of research has shown that 〜.」や「Several theories have been proposed to explain the phenomenon.」といった難解な表現が使われています。
したがって、英語が少し得意だという人でも知らないような表現や論文でしか使わない表記が多く登場します。また、専門性の高い一つのトピックについて詳しく書かれている論文には、その分野を知り尽くした人にしか理解できないような専門用語や難解な数式・略語が当たり前のように繰り返し登場します。例えば心理学の「認知的不協和」という現象は英語で「cognitive dissonance」という専門用語が使われます。これは英語のネイティブスピーカーでも心理学の知識がなければ理解することは難しいでしょう。日本人の私たちが心理学の論文を英語で読むとなれば、高い英語力だけでなく高度な心理学専門用語の英訳知識まで必要となる訳です。
そんな専門用語が多く登場する海外の40ページ超えの論文を自力で読解するのにはかなりの時間と労力がかかるでしょう。本来の学習目的よりも、参考文献として用いる海外論文の翻訳に多くの時間を費やしてしまうのは勿体無いのではないでしょうか。翻訳作業よりも、論文の執筆作業や論文を読んで得られた知識を吸収することにより重きを置く方が効率が良いですし、勉強の質も上がります。
そこで思いつくのが機械翻訳の利用かもしれません。しかし、難しい専門用語や表記の多い学術的論文を機械翻訳が正確にコンテキストを読み取った上で、自然な日本語に翻訳することはできるのでしょうか。単純な文こそ機械翻訳で間に合うこともありますが、論文に出てくる英文は複雑な文法が使われていることが多く、一文一文が長い傾向にあります。したがって、機械翻訳に頼ってしまうと不自然な日本語になってしまったり、論文の意図を読み違えてしまったりしてしまいます。海外の学術論文を正確に一文一句理解したい場合、機械翻訳の利用は好ましくないでしょう。
海外の論文の翻訳依頼はプロへ
海外の論文を翻訳した上で理解するには、高い言語知識はもちろん、その分野の専門用語や学術的英語表現などの深い知識が必要です。このような専門性の高い文章の翻訳は、機械翻訳では対処しきれないのが現実です。そこで海外の論文の翻訳はプロの翻訳会社へ依頼する事をおすすめします。JOHOでは様々な分野を得意としている翻訳者が多数在籍し、翻訳と校正にてそれぞれ担当いたしますので、個人の力では読解が難しい専門文章のしっかりとした翻訳が可能です。
お見積もりは無料です。お気軽に翻訳会社JOHOまでお問い合わせください。