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翻訳マネージャーコラム

外国人に日本語のパンフレット渡しますか?

2020年01月31日

パンフレットの翻訳の必要性

日本を訪れる外国人観光客や在日外国人・労働者の数は年々増加の一途をたどっています。国内の有名テーマパークや観光スポットでは日本語以外にも英語・中国語・韓国語など多言語に対応したパンフレットを見かけることが多くなってきました。そして、外国労働者を雇用する企業や海外に進出する企業・外国人の顧客をもつ企業にとってパンフレットの外国語への翻訳の必要性は日に日に高まるばかりです。また、外国人や海外の顧客と今現在は直接的には関わりのない企業や商品であっても、グローバル化が進む今の世の中いつ外国人顧客からの需要が訪れるかは計り知れません。突然の海外からのオファーや問い合わせに対応できるように、自社の製品やサービス内容をまとめたパンフレットを外国語に翻訳しておくのが良いでしょう。

ネイティブによる翻訳が必須な理由

日本語のパンフレットをそのまま各言語に翻訳するだけと思う人は少なくないでしょう。しかし、日本で生まれ育った日本の価値観・常識を持つ日本人に向けて作られたパンフレットを、全く違う価値観やバックグラウンドを持つ外国人向けに直訳したところで魅力を半減することなくそのまま細部まで伝えることはできるのでしょうか。日本人によって日本人のために書かれた文章が日本人ウケするように、英語ネイティブをターゲットにするのであれば、英語ネイティブによって英語ネイティブ向けに書かれた文章がやはり理想です。これは他の言語にも同じことが言えます。例えば、商品画像の下に「この画像はイメージです」という注釈をよく見かけますが、これは英語に直訳しても意味が成り立ちません。イメージは英語では単に「画像」という意味で日本語のような「心の中に思い浮かべる姿」といった意味はありません。そのほかにも、英語のようだけど日本人にしか通用しない和製英語の存在や、日本語特有な擬音語や擬態語の存在が翻訳を難しくさせています。和製英語でいうと「ベビーカー」「オーダーメイド」、擬態語でいうと「もちもち」「パリパリ」などが良い例です。例えば、わらび餅を魅力的に伝えたい場合、日本人には「とろとろ」という擬態語を使えば一発で伝わりますが、どんな英単語を使えばわらび餅が出すとろとろ感が伝わるのか?と聞かれると難しいところです。このように日本語特有な表現を翻訳する場合、ネイティブスピーカーの助けが必要になってきます。

また、言語の他にもパンフレットの翻訳にはその言語圏の文化背景知識も必要になってきます。例えば日本では真面目で分かりやすい文体で書かれることの多いパンフレットですが、オーストラリアやアメリカなどのパンフレットや広告を見ていると、ジョークを交えた面白おかしい表現や発音の似てる二単語をかけた宣伝文句などが多く起用されています。その言語が実際に使われている国で生まれ育った人々の心に訴えることのできる表現を思いつくためには、単なる言語知識だけではまかないきれない部分が多いのが現実です。特にクスッと笑えて頭に残るような文体を起用したいと考えている場合は注意が必要です。子供でもわかるような直接的なユーモアから、回りくどい皮肉たっぷりのユーモアなど、ジョークの種類は多い上に文化毎に人々が面白いと感じるポイントは大きく違います。以上の点を踏まえ、外国人顧客の心に印象が深く残るような自社製品やサービスのパンフレットを作成するには、単なる言語知識だけでなく文化的背景知識も兼ね備えているネイティブスピーカーによる翻訳が必要不可欠と言えます。

外国人向けのパンフレットの翻訳依頼はプロへ

今後のグローバル化のさらなる発展に備え、外国人向けパンフレットの需要は高まることが予想されます。様々な国の顧客獲得に伴い、英語のみならず中国語や韓国語など需要の多い外国語への翻訳も必要になるでしょう。しかし外国人向パンフレット作成はただ単に日本語の既存パンフレットを直訳するだけという訳には行きません。自社製品やサービスの魅力的を外国語で十分に伝えるためには、自然に外国語を操れるネイティブスピーカーによる翻訳が理想です。

様々な言語を話す海外の顧客をも惹きつけることのできるパンフレット作成は、プロの翻訳会社への依頼をお勧めします。JOHOでは翻訳・校閲のどちらかにネイティブスピーカーが担当するのでネイティブにもしっかりちと伝わる文章作成が可能です。

お見積もりは無料です。お気軽に翻訳会社JOHOまでお問い合わせください。

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