英会話・英作文・英語翻訳の違いとは?
英会話・英作文・英語翻訳の違いとは?
学校教育によって、英語の基礎レベルは底上げされ、全国民に最もなじみ深い外国語となっています。
英語は世界中どこへ行っても伝わりやすい言語です。いまや誰もが簡単な英語であれば、やり取りができる時代といっても過言ではありません。
何気なく他の人と話すための英会話。英語で文章を作成する英作文。そして、日本語から英語へ、英語から日本語へと変換する翻訳。
どれも似ているようですが、微妙にそれぞれ違う形になっています。特に翻訳を専門で仕事にしている方々は、それを生業にしているところからして、「英会話ができる」程度のレベルではないことがお分かりいただけると思います。
今回は英会話・英作文・翻訳の違いはどこにあるのかを見ていきましょう。
1. 英会話について考えてみましょう。
英会話とは、広義では英語を使った会話行為全てを指し、狭義になると英語による日常会話を指します。英会話教室などのレッスン内容に代表されるように、いわゆる「英会話」というものは、狭義の意味合いを強く含んだものです。
人が英会話を行うその目的は、異文化間のコミュニケーションを行うため、といえます。朝の「おはようございます」から、夜の「おやすみなさい」まで全ては日常会話として成り立つことが重要です。
そのため、語学力はもちろん大切なわけですが、言葉そのものだけでなくジェスチャーを含めて表現もあるため、ちょっと英語の使い方や文法が間違っていても、意味が伝わることも多いのです。
そもそも、英会話は会話をする相手がいるわけですから、相手側も話し手の会話を理解しようと耳をかたむけます。このジェスチャーと聞き手の積極的な聞く姿勢によって、話は伝わりやすくなるのです。
そして、英会話はあくまで、話し手と聞き手のコミュニケーションなので、第三者にその会話内容を伝えたりする必要がありません。相手に自分の意見を伝え、自分の欲しい情報を得ることさえできれば、会話は成立します。
ただ、仲間内だけの隠語が発祥のスラングや方言などは、その特定社会や地域に行かなければ身につかないもの。つまり、英会話は人とコミュニケーションをとるための手段であり、英語を使った社会活動における、基礎中の基礎といってよいでしょう。
2. 英作文について考えてみましょう。
英作文とは、文字通り、英語による作文のことを指します。
広義で捉えると、まさに英語で作った文章のことを指します。狭義の意味で捉えると、特に日本人の場合は大学受験や、何か英語に関係する試験で行う、「作文行為」といっても良いでしょう。
この狭義の意味でいうところの英作文は、とにかく教科書どおりの英文を求められることが基本です。受験などで、誤った文法を使って文章を作ってしまった場合、それは当然減点対象となります。
先に述べた英会話のように、多少のミスがあっても身ぶり手ぶりといった体のジェスチャーでカバーできていたことも、英作文でそのミスが許されないケースも多いでしょう。
また、英作文を作る場合は、お題に対して「自分の意見を何字以内に述べよ」という問題もあります。芸術関係のお題に対しては、簡単な詩的文章を求められる場合があります。
ただ、どちらも口語であるスラングなどの知識は必要ないですし、使っても減点の対象となってしまうのが、英会話と英作文の違いではないでしょうか。
3. 翻訳者はどんな仕事をしているの?
翻訳者の仕事は、ただ言語を変換するだけではありません。その言語のネイティブの人が聞いて、すんなり理解できるように文章を組み立てなければいけないのです。また、翻訳者は文章の校正・校閲の作業がある程度できなければなりません。
英語翻訳者としてのスタートラインは、英検1級を取得し、かつTOEICの点数が900点以上というほど、かなりハードルの高いものとなっています。これだけでも、いわゆる「英語ができる」=「翻訳ができる」と気軽に口に出せないレベルにあることがお分かりいただけると思います。
なぜ、これほどの高得点がスタートラインといえるのでしょうか。
翻訳者にはいろいろなタイプの翻訳者がいるからです。
医業専門、IT業界専門、文芸専門、法律専門、金融専門など、その道のエキスパートがいます。
当然、医業専門の翻訳者にはある程度の医業の知識が必要とされます。そのため、医業専門の翻訳者は、医業の経験がある大学の博士課程を卒業した優秀な人材が携わっていることも少なくありません。
仮にその道の専門知識が足りていなかったとしても、すぐさま情報収集して、正確な翻訳をする臨機応変さとスピーディーな対応が求められます。さらに英語だけでなく、日本語の語彙力の高さも求められます。 もちろんミスもあってはならないですし、納期までに必ず間に合わせなければなりません。こういった背景から、翻訳者の重要度は非常に高いものとなっているのです。
4. 翻訳は翻訳会社にご相談ください
英会話、英作文、そして翻訳。この3つの違いがお分かりいただけたでしょうか。
なかでも翻訳者の仕事は、企業間の契約書などの民間事業から、学術論文、医学論文といった専門性の高い文章を和訳、英訳することまで多岐に渡ります。それはすでに英会話、英作文とは全く違う作業であることは明白です。
そこで、翻訳をお願いするときは、英会話や英作文ができる人ではなく、まず翻訳会社を探してみるとよいでしょう。
翻訳会社は24時間受付をしている会社もあります。いつ依頼しても万全であなたの依頼を受けてくれる、頼れる存在なのです。
お見積もりは無料です。お気軽に翻訳会社JOHOまでお問い合わせください。