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翻訳マネージャーコラム

ビジネスにおけるプレゼンテーションの日本語と英語の違いとは

2017年09月20日

プレゼン資料の英語翻訳は簡潔に!

ビジネスにおける関ケ原の戦い、まさに天下分け目の戦いといえば、プレゼンテーションの場になるのではないでしょうか。契約が決まるか否かの、そのピリピリとした雰囲気はいつまでも慣れることはないのかもしれません。
さて、当時の武士が、戦の場で使っていた武器が刀であれば、現代のビジネスマン達のプレゼンの場での「刀」は、プレゼン資料といえるでしょう。そのプレゼン資料は今や英語にも対応して当たり前。今回はプレゼン資料と、その翻訳についてご紹介します。

1. プレゼン資料の作り方は英語でも日本語でも形は同じ

プレゼン資料は、そのプレゼンの場の成否を決める大事な武器です。
刀と同じく、自分の魂を込めるかの如く、日々磨いて鍛錬しなければ、自分の愛刀とはなりえません。そして、現代ではその「戦の場」が全世界にまたがっています。つまり、英語をはじめとする多言語でのプレゼン資料も目を通さなければならない時代になっています。
プレゼン資料の作成の基本は、日本語であろうと英語であろうと変わりはありません。

(1)タイトル
タイトルは長くしないように。このプレゼンで何を最も伝えたいのかタイトルで表現できるとベストです。また、キャッチーなタイトルで相手を引き込むことも重要です。

(2)概略・結論の説明
今回プレゼンする内容を最初に伝えてしまうことがいいでしょう。人間の集中力には限界があります。プレゼンする時間にもよりますが、最初に結論から持っていくと、インパクトも残りますし、「どういった理由でこの人はこの結論に至ったのだろう?」と興味を惹くこともできます。

(3)前提の共有、現状の分析
プレゼンに至った理由、経緯などについておさらいし、プレゼンをする前提の共有をします。現状の分析結果をグラフなどで、「大きく」「誰が見てもわかるように」作成します。

(4)課題・問題提起
現状分析から見える問題や課題、それに対するニーズを伝えます。

(5)共感作り
プレゼン内容のメリットとプレゼン内容を導入しなかった際のデメリットを説明します。ここは聞き手の目線に立つことが大切です。自分が聞き手だったら、どんな説明を受けたら感情が揺さぶられるか考え抜きましょう。

(6)結論の提示
そして(2)で先に話した結論をもう一度伝えます。

(7)商材説明・商材のメリット
商材の説明、導入にあたってのメリットを伝えます。メリットの根拠なども伝えましょう。商材などの細かいスペックは別途資料を用意し、プレゼンの時はさっと流しても構いません。

(8)結び
最後にプレゼンを聞いて頂いた方への感謝をします。突き詰めた言い方をすれば、あなたの意見を聞いている人は「あなたのプレゼンを聞くために、貴重な時間を割いてくれている」のです。人間、最後は心です。心を揺さぶるには心を込めて、締めの言葉を選んで話しましょう。

2. 英文は表意文字。プレゼン資料はとにかく簡潔に

プレゼン資料の作り方のポイント8点を抑えながら、資料を作ってみましょう。しかし、英語と日本語は言語の成り立ちが違うことを改めて知りましょう。
漢字は文字の形から、その意味をくみ取ることが可能です。例えば、「木」の字が漢字のパーツに組み込まれていれば、そこから「木」に関する何かだと想像することができるのです。
しかし、英語はアルファベット26字を無数に組み合わせて作る表意文字です。そのため、伝えたいことをしっかりまとめて、簡潔にしなければ、文字数だけがだらだらと長くなり、見栄えの悪い文章になってしまいます。
英文のプレゼン資料を作るには、主語が明らかな場合は主語を取り除く、冠詞を取り除く、などのように一工夫をして、文字数を調節し、文字による情報を減らすことが大切です。

3. ウェブ翻訳で土台を作ってみる、でも……

英語がそんなに得意ではない…と自信がなければ、ウェブ翻訳で土台だけ作るのもひとつの手です。

機械翻訳の精度を確かめてみましょう。

「The clothes say so much about Bond. He’s got a naval background, so he needs a strong, simple colour like dark blue.” This genius line is what the least fashion-conscious James Bond actor Timothy Dalton said about what James Bond should wear. Though Bond’s preferred suit colour in the films is overwhelmingly grey, the original Bond of Ian Fleming’s books usually wears a lightweight worsted dark blue suit. This worsted navy suit is the single most useful suit a man can have, and the literary James Bond is never poorly dressed in his. If a man has only one suit in his closet, this is the suit it should be. The typical man today only needs a suit for three purposes: job interviews, weddings and funerals. A solid navy worsted suit is completely appropriate for all three.」

007の服装についてまとめたサイト『The suit of James Bond』より

この英文の翻訳結果は、以下のとおりです。

「服はボンドについてはあまりにも多くのことを言っています。彼は海軍のバックグラウンドを持っているので、ダークブルーのような強くてシンプルな色が必要です。」この天才的なラインは、ファッションを意識したジェームズ・ボンドの俳優のティモシー・ダルトンが、ジェームズ・ボンドの着用について語ったものです。フィルムのボンドの好みのスーツの色は圧倒的に灰色ですが、イアン・フレミングの本の原本は通常、軽量の最悪の濃紺のスーツを着用しています。この最悪の海軍服は男が持つことができる最も有用な服であり、文学のジェームズ・ボンドは決して彼の服を着ない。男が自分のクローゼットに唯一のスーツを持っている場合、これはすべきスーツです。典型的な男性は今日、3つの目的のためのスーツが必要です:求愛、結婚式、葬儀。頑丈なネイビー・ワインテッド・スーツは、3つのすべてにとって完全に適切です。」

英語は結論を先に述べる傾向があり、日本語は結論を先延ばしにする傾向がある言語です。ところどころで、その差異が見受けられます。 土台作り程度であれば構わないでしょうが、やはり100%頼ることは難しそうです。

4. プレゼン資料の翻訳は翻訳会社へ

先にお話したように、プレゼン資料は武士でいうところの「刀」です。 刀であれば、刀を作るのは、刀工です。英文のプレゼン資料も「刀工」に刀を作ってもらうように、翻訳会社にお願いしてはいかがでしょうか。 翻訳会社に翻訳をお願いする時には、ご自身の扱われている分野に特化した、翻訳者がいる会社にお願いすることがベストです。金融系なら金融系、法律系なら法律系というようにその道のプロたちがいるので、安心して任せることができます。 見積もりは無料というところがほとんどですから、翻訳をお願いするべきかどうか迷ったときは、まず翻訳会社に相談するところからスタートしてみてください。

お見積もりは無料です。お気軽に翻訳会社JOHOまでお問い合わせください。

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