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翻訳マネージャーコラム

多言語への翻訳の必要性

2017年07月12日

日本語から英語へ・英語から他言語へ翻訳する必要性

「翻訳をする」というと、まず頭に思い浮かぶのは英語から日本語、または日本語から英語という方は多いのではないでしょうか。
世界共通語である英語は、もはや日常語と言ってもよいくらいに、至る所で耳にしたり目にしたりしています。
しかし現在では、英語だけでは対応しきれなくなってきています。
今回は、英語を含めた他言語へ翻訳をすることについてご説明します。

1. 求められる多様な語学力

一昔前まで外国語といえばイコール英語であって、英語ができる人はとても重宝する人材と思われていました。しかし、現在ではそんな状況が少しずつ変化してきています。
英語を使えるのは、もちろんとても素晴らしいこと。近年の企業のグローバル化や訪日外国人の多様さに伴い、他の言語を使える人材が望まれるケースも増えています。
韓国人、中国人などのアジア系の国々の方はもちろんのこと、スペインやフランスといったヨーロッパの国々の方たちが、たくさん日本に来ているのです。
会社同士の取引でも、日本で作られた製品を海外に輸出、反対に海外の優秀な製品を輸入する機会が増え、ビジネスの世界でも多様な言語力を求められるようになっています。

語学を勉強しようと志しても、なかなか上達しない、本業の仕事で手いっぱいで時間がないなど、様々な理由で音をあげてしまう人は多いでしょう。
スピードが大事なビジネスが絡めばなおさらのこと、「今から英語を勉強する」といっても、なかなか時間を確保することは難しいかもしれません。
会社の権益を最大限に確保できるよう、交渉に必要な言語は急務で覚えなければいけない場合もありますが、書類作成までは完璧にはできない、といったケースもあるでしょう。

その際は、まずは日本語で作成してそれを専門家に訳してもらえれば、何とか交渉のテーブルにつくことができます。反対に、海外の優秀な製品を輸入してきても説明書が全く読めないのであれば、意味がありません。
こういった時に、各国の言語で対応してくれる専門家の力を借りられるとよいのではないでしょうか。

2. 翻訳とは単なる和訳ではありません

英語から日本語、日本語から英語と「言葉を訳して文章にすること」は「翻訳」とも言えますが、ただの「和訳」とも言えます。
翻訳とは、単なる和訳ではありません。学生時代に英語の授業で訳していたのは和訳または直訳。翻訳はこの「和訳・直訳」から、実際に伝えたい意味・概念を汲み取って「意訳」したものを言います。

専門的な分野の翻訳であれば、日常的に使われている言葉を違う意味で使用していることもありますし、文章の前後から読み取れる「実はこういうことが言いたかったと」いうような真の部分までもくみ取り、自然な英語に再構築しなければいけません。
翻訳家にとっては読解力に加え、専門的な分野の背景知識の取得は必須事項です。

日本語でも難しい内容の論文を翻訳したり、論文を参考文献として、内容に沿った翻訳を依頼されたりすることもあります。このようなケースだと背景知識がなければ、「実際に言いたかったこと」をくみ取ることは難しいかもしれません。
ひいては誤訳につながってしまうこともあります。

言葉が違えば当然、意味も伝わりにくくなります。
「向こうの国では、この場合こういう言い方をするのが主流」と、その国の文化も含めた知識も持っていないと、専門的な翻訳家になることは難しいのではないでしょうか。

3. 英語以外の翻訳の必要性

グローバル化がグローバル化を生み、英語以外の語学力を求められる機会はとても多くなってきました。
中国語、韓国語などのアジア圏、スペイン語、フランス語、ドイツ語などのヨーロッパ圏の言語は、特に数多く求められているのではないでしょうか。
なかでも注目されているのは、中国語でしょう。
「爆買い」という言葉を生んだ中国人の訪日は増え、爆買い自体は一旦落ち着きましたが、中国人の消費の大きさを、日本の市場は見逃すわけにはいきません。
ビジネスの世界では、日本企業が中国に買収されるケースが出てきているのです。

そんな時は、もちろん中国語での対応が必要となります。企業買収となれば、法律も絡めた文書の作成も求められます。
日本の工場で生まれた多くの工業製品も買収となるわけですから、それぞれの製品説明書や作成に関する情報なども、翻訳する必要が出てきます。
買収元の中国企業の情報も、買収される日本企業にとって必要ですから、中国語から日本語へ翻訳された書類も必要でしょう。

一方で、日本企業が海外企業を買収するケースも少なくありません。その場合も、相手の国の言語を使用した翻訳書類が必要です。
法律など専門的な内容が含まれる場合は、翻訳者は専門書を読まなければいけませんが、専門書の場合は、いったん英語を介してからでないと調べることがなかなか難しい。
つまり、他言語を翻訳する場合は、その言語だけでなく、やはり世界で最も使われている言語・英語の知識も不可欠となるのです。

2020年には東京オリンピック・パラリンピックが開催される予定です。
世界的な祭典が日本で行われるわけですから、多くの国々の人が訪れ、新たなビジネスチャンスにつながるかもしれません。
今後も日本では、英語を中心に多くの言語の翻訳が必要となってくることでしょう。

4. バリエーション豊富な専門会社への依頼

専門的な用語の取り扱い、背景知識、日本語自体の表現力、読解力など、たくさんの能力が必要となる翻訳の世界。
翻訳の機会としては、英語―日本語間が最も多いと思いますが、前述のとおり他言語を使用した取引も増えてきています。ただ、各国の文化にまで詳しい人となると、そうはいません。
企業同士の取引では、細部にわたってミスがないようにしなければいけないので、どのような言語でも専門的な翻訳は、プロの翻訳会社へ一度ご相談ください。

今まで英語圏ばかりで海外進出をしてきたけれど、今後はアジアも視野に入れよう。
交渉次第ではアピール次第では新しい国から販売依頼が舞い込んでくる。
といったように今後、どういった国々と交渉の席に立つのかは不明かもしれません。
そんな時でも、多数の言語に対応している翻訳会社に依頼してみると、今後も安心ではないでしょうか。

お見積もりは無料です。お気軽に翻訳会社JOHOまでお問い合わせください。

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