カタログ翻訳に必要なスキルとは
カタログの翻訳に必要なコピーエディットとは?
グローバル化が進む現在の日本は、日本で生まれた工業製品・商品を海外に輸出してその良さをたくさんの人に知ってもらいたい、日本製品を提供したいという考えがスタンダードとなってきました。
また、反対に海外の優秀な工業製品・商品を日本でも使ってみたい思うことも多くなってきたのではないでしょうか。
今回は、工業製品・商品の紹介などで使用するカタログの翻訳についてご説明します。
1. カタログの翻訳はレイアウトに注意
自社の工業製品や商品を販売するとなった時、ただ製品を作って店頭や通販などで販売しても、その製品自体がどのような機能を持っているのか、どのような便利さがあるのかなどを会社以外の人が知ることはできません。
店頭販売ではもちろん、販売員が一人ひとりのお客様に丁寧に説明をしていくことはありますが、たくさんの人になるべく短い時間で広めることは難しいでしょう。
そこで多くの会社が通常作成するのが製品の紹介カタログ・パンフレットです。写真や絵なども使って分かりやすく見やすくまとめたものです。
自社の製品を海外のお客様に紹介したい時には、その国の言語に翻訳したカタログ・パンフレットが必要です。特に英語に翻訳されたカタログ・パンフレットは重要でしょう。
デザインやレイアウトなども加味しつつ、パッと見た状態からでも読み手にインパクトを与えることができるものを用意しなければいけません。
内容の正確性はもちろんですが、読み手が分かりやすいと感じることがとても重要なのです。ただ内容を理解できるというものでは良いカタログ・パンフレットとは言えないでしょう。
この1冊のカタログによって自社の製品が海外でも売れるかどうかの境目となります。安易な気持ちで作ることができないのは明白です。
とはいえ、カタログ・パンフレットに書かれている日本語を英語に翻訳をするということは、文字数などが変わることにもつながります。
日本語ではちょうどよいレイアウトであったのに、英語にすると何だかバランスが悪くなったり、本当に伝えたい内容ではなく意味の取り違えが起きたり……といったことが起こる可能性があるのです。
どんなにオシャレなカタログであっても、内容が正確でなければ制作する意味がありません。その製品の魅力を存分に多くの人に伝えるためには、カタログの内容に関する分野を理解して、間違いのない表現に翻訳することが、とても大切なのです。
2. コピーエディター=編集者の必要性
翻訳会社のなかに、「コピーエディター」という役割があります。
エディットとは「編集」という意味で、コピーエディットは「文の編集」を意味します。文法や構成など、おかしいところがないかをチェックし、編集する人のことを「コピーエディター」と呼びます。
他には「校正者」「編集者」とも呼ぶことがありますが、コピーエディターも翻訳者と同じく、翻訳する分野の背景知識を持っていることが求められます。背景を理解していないと間違いのチェックはできません。
依頼者(会社)によっては、「参考文献に沿った書式や字体などで書いてほしい」という要望もあります。そこでコピーエディターは、依頼主の要望に合わせ、翻訳者が翻訳し終えた内容をチェックし、修正作業を行うのです。
翻訳者自身は当然、ミスのないように文書を作成していますが、やはり人間が行う仕事。その後のチェックは欠かせないものでしょう。
この編集・校正作業がないと、間違った内容の文書・カタログを作成してしまうことになりかねません。
参考文献の内容に沿っているのか、書式はあっているのか、そもそも翻訳は間違っていないかなど、多岐に渡ってミスチェックをします。
編集・校正の作業を、人を変えて何度も行う会社もたくさんあり、その分費用は上がりますが精度・品質も向上します。
取引に使用する大切なカタログ・パンフレットの場合は、質の良いもので対応したいところです。
3. 翻訳におけるレイアウト編集
文章だけの翻訳では、あまり重要視されていない場合が多いですが、カタログ・パンフレットを作成するにあたって重要となるのが、写真や絵などの配置と文字とのバランスです。
パッと見ただけでインパクトのあるものを作り上げることが求められますので、レイアウト編集はとても大事なものだといえます。
専門的な目線で印象的なカタログを作成する「レイアウトエディター」と呼ばれる人もおり、重要度の高い作業であることは明らかでしょう。
翻訳会社のなかでは、「DTP作業」と呼ばれるこのレイアウト編集も翻訳と一緒に対応している会社があります。ただ翻訳をしただけでは、日本語の場合と英語の場合とではバランスが変わり、満足のいくカタログをならない可能性も出てきます。
そこで、専門家が専用のソフトを使って修正や様々な加工も施せば、分かりやすくて印象深いカタログを作成することができるでしょう。
レイアウトエディターであっても、カタログ内容の分野の知識は必要です。
どこが特に大事で、どこを印象的に表現するかが分からないと、レイアウトするにも難しいでしょう。
ただの編集作業ではなく、依頼した会社にとって重要性の高いカタログであることを忘れず、内容に関する分野の勉強は怠らないようにしてください。
4. レイアウト編集まで翻訳会社に依頼する利点
翻訳会社には、翻訳作業だけではなく、「あとは印刷をするだけ」という状態にまでしてくれるサービスもあります。
専門家の視点から翻訳後のチェックはもちろん、レイアウトや色補正なども含めた仕上げをしてくれるので、その品質は安心できるものです。
翻訳者と校正者の力が注がれた翻訳自体の正確性、印象的なレイアウト編集など、「カタログ・パンフレットを作る専門家」たちが集結して良いものを作ってくれるため、取引の際に相手の気持ちを、より惹きつけるカタログに仕上げることが可能です。
また、依頼して作ってもらうのですから、もちろん納品までの時間を厳守してもらうことも可能です。自分たちの時間や労力を、他の作業に割きながら、翻訳会社が質の良いカタログ・パンフレットを作成します。
翻訳会社によって最終段階までの作成費用は変わるでしょう。
しかし社内においてこれは重要な製品、売り出したい製品である場合は、販売促進のための予算を少し多めにかけて、信頼できる専門会社にお願いをして作成してもらったほうが、より良い取引ができるのではないでしょうか。
お見積もりは無料です。お気軽に翻訳会社JOHOまでお問い合わせください。
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