観光翻訳コーディネーターの役割
観光翻訳コーディネーターの役割
2020年には海外から日本に訪れる観光客が4000万人になるといわれ、日本政府もその数値を目標に掲げています。
しかし、2020年に向けて海外からの観光客が増加していくことは理解できるものの、「それに向けて自分たちは何をしていいのかわからない」という方も多いと思います。
「店のメニュー表や看板を英語で翻訳して海外の観光客にも読めるようにするだけでいいのだろうか?」と悩んでいる方もいるでしょう。
「うちの地元には観光客が来てくれるのか?」と不安を抱いている自治体もあるはずです。
今回は、そんな悩みや不安の解消をお手伝いする、観光分野における今回は観光分野における翻訳コーディネーターの仕事をご紹介します。
1. 観光分野の翻訳コーディネーターとは
基本的に翻訳のコーディネーターの役割は、クライアントと翻訳者の「掛け橋」です。
クライアントと何度も話し合いを行い、より効果の上がるサービスを模索します。
進行の設定や納期、見積もりの設定も行います。コスト管理や品質管理も翻訳コーディネーターの仕事です。
もちろん英語の翻訳者の選出もコーディネーターの仕事です。そして翻訳者と依頼内容の打ち合わせを行うなど、翻訳コーディネーターはクライアントと翻訳者の間に入って段取りを調整していきます。
観光分野の翻訳は、この翻訳コーディネーターの存在が重要なポジションを占めています。
観光分野のコーディネーターに求められるものは「店や地域のアイディンティティの確立」と「店や地域のブランドづくり」です。これは「町おこし」や「村おこし」と似ているのではないでしょうか。
単純に日本語を英語に翻訳するだけでは「コーディネート」とはいえません。
どの組織と連携するのがいいのか、どんな資源があってどんな特色を打ち出せるのか、そこまでプロデュースしていくのが、プロの翻訳コーディネーターの役割です。
だからといって、全てを翻訳コーディネーターに任せっきりにすることも望ましくはありません。クライアントがしっかりとしたコンセプトをもって、翻訳コーディネーターと話し合いできるのかどうかが重要になります。
観光についてのスローガンやコンセプトだけでなく、地域の情報もしっかり集約してから相談をしてください。
クライアントは「町おこし」「村おこし「店の繁盛」といった思いだけでなく、具体的にどうしていきたいのか提示することが必要になります。その提示があってこそ、観光分野の翻訳コーディネーターは力を発揮することができるのです。
2. 周囲との連携をとるコーディネート
観光分野で成功を収めるためには、「協力体制」が大切です。
この場合の「協力体制」とは、その地域に住む住民、地域の行政、農林・水産業者、加工業者、販売店、翻訳会社が連携することです。
地域が一体になってこそ観光業は盛り上がります。お店単独で努力していても限界があるでしょう。住民や行政にも協力を求めることで、地域はより活性化していきます。
そんな「協力体制」でお困りの場合も、ぜひ翻訳コーディネーターに相談をしてみてください。観光分野の連携についてのアドバイスを具体的にしてくれるはずです。
翻訳コーディネーターの仕事とは、翻訳物に関する全てを取りまとめることが仕事ですが、その「全て」にはマーケティングや営業、広報から商品開発まであらゆる業務が含まれているからです。
だからこそ、検討している観光分野の骨組みと、具体的に周辺の協力体制を依頼した結果などをもとに、翻訳コーディネーターに相談してください。
クライアントの希望を実現するために何をするべきか、何をどこまで英語で翻訳してくべきなのか、といったアドバイスもくれます。
3. 他との差別化をはかるコーディネート
翻訳コーディネーターに相談するときには、多くの情報や資料が必要になります。
全ての単語・文章をただ英語に翻訳するだけでは、観光客にインパクトを与えることはできません。
地域の自然景観や歴史、特産物や特産業、生活文化についても、よくまとめておいてから相談をしたほうがよいでしょう。観光分野の翻訳コーディネーターなら、他の地域と差別化をはかるポイントは何か、海外からの観光客が食つくポイントはどこなのかアドバイスをくれます。
観光商品の開発も重要です。地域の大切な特産ブランドは、他地域との差別化や経済効果だけでなく、住民が地域に対する愛着や誇りをもつ要因にもなるからです。結果、地域は活性化されていくでしょう。
このように、クライアント側としても、海外からの観光客にアピールできる体制を整えることが大切です。そのうえで、海外からの観光客に対して、どんな英語表現が望ましいか、翻訳コーディネーターともよく話し合いを重ねてください。
4. 観光産業を成果の出るビジネスにするために
ビジネスとして、周囲と周りと同じことをしているだけでは、いくら海外からのお客様が増えても、お店の利益贈には結びつかないかもしれません。
お客様は特別な興味を感じる場所に集まるからです。
どうすれば、今後もっと規模が拡大していく日本の観光産業で勝ち残っていくことができるでしょう?
最大のポイントは、先にご説明した「協力体制」と「差別化」ではないでしょうか。
周囲と連携し、他のお店や地域との違いをアピールする。
この2点を意識しながら取り組むことで、観光産業を成果の出るビジネスにする。そのために、海外からの観光客に魅力的に感じてもらえるサービスを提供できるようになるはずです。
これは、翻訳コーディネーター抜きでは成り立たない作業かもしれません。経験豊富な翻訳コーディネーターに依頼することで、業務が円滑に進むだけではなく、より効果的な、インパクトのある「打ち出し」ができるようになるはずです。
今後ますます海外からの観光客が増加し、英語の必要性は増していくでしょう。2020年の東京オリンピックに向け、今後も安心できるような準備をしておきたいところです。
観光分野は、まだまだ売り上げを伸ばすことが可能な分野です。ぜひプロの翻訳コーディネーターの力を借りて、地元観光をアピールしていきましょう。
お見積もりは無料です。お気軽に翻訳会社JOHOまでお問い合わせください。
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