財務諸表等決算書の英語翻訳
財務諸表など会社資料の英語翻訳
金融翻訳とは、銀行・保険・証券などの分野で必要とされる翻訳を指す言葉です。
金融関連業界には外資系の企業も多いため、必然的に多岐にわたる翻訳の需要も高まってくるかもしれません。
また、近年では海外の投資家も増えつつあるため、それに関連したIR情報などの翻訳については、金融業界だけではなく上場する一般企業すべてに必要になってくるでしょう。
ですが金融関係の文章には独特の専門用語も多数あり、銀行・保険・証券の各分野にも、特有の専門用語や言い回しなどが存在しています。
1. ビジネスでは財務諸表の提出が重要に
企業の経営者や投資家にとって、企業の財務諸表についての知識は必須のものです。
もちろん簿記の資格を持っている経営者・投資家なら当然ですが、そうでなくてもある程度企業の状態を把握でき、資料のなかで最も必要な部分を見る能力は求められます。
誰もが取引相手から信用を得たいと考えているので、この財務諸表は新規顧客の獲得や市場の拡大を図るうえで重要な判断材料になるからです。
正しい情報を見抜くことは、現代において最も重要なビジネススキルであるといえるでしょう。
ですが、もしその新たな取引相手が海外の企業だった場合、果たして国内同様にしっかりと判断できるでしょうか?
海外での事業展開に当たっては、取引先の企業から様々な書類の提出を依頼されることになります。
国内の取引で必要な書類はもちろん、場合によってはそれらとは全く異なる書式の書類の提出を命じられることもあるでしょう。
当然、海外諸国に対して提出するものですから、ただ単にデータを集めておけばよいというものではありません。
一旦それらを日本の書式でまとめたうえで、英語など適した言語への翻訳を行わなければならないのです。
2. 「言葉の文化の違い」により生じる誤差
この「提出書類の翻訳」という作業は、想像以上に複雑で難度の高い作業です。
金融翻訳に限ったことではありませんが、公的書類の翻訳というのは、翻訳物の内容をいかに正確に相手に読み取らせるかが重要なポイントとなります。
そのため、文章全体の意味合いよりも個々の単語の意味を翻訳していく「直訳」を行うことが望ましいとされていますが、その半面、ただ単に機械的に単語の置き換えだけを行ってしまうと、読み手に思わぬ誤解を与えてしまうことがあるのです。
これは言語の壁というか、それぞれの国での「言葉の文化」によって、同じ単語を翻訳しているにもかかわらず、そのニュアンスに誤差が生じてしまうことがあるために起こります。
手渡しで書面を提出し、かつ目の前で内容を確認してもらったうえで相手から質問してもらうと、その場で説明して誤解を解くこともできるでしょう。
もし郵送やメール添付などでの提出している場合には、その誤解を解く機会が与えられないまま、交渉そのものが取り止めになってしまうこともあるのです。
このようなトラブルを防ぐには、単純な外国語の語学知識だけではなく、「相手に意図を読み取らせるために、どの単語が最も適当なのか」という、その国の文化に対する造詣も求められます。
取引相手となる企業が英語圏の企業であれば、英語圏の文化に関する情報、英語圏の人たちがどんな考え方をしているのかを知ることができると、起こった問題に対処できる可能性は高まります。
もちろんそれ以外の地域……たとえば日本の隣国である中国だった場合、同じ中国語の中でも地域によって、その言語の文化は大きく異なります。
遠く離れたヨーロッパやアフリカなどの諸外国への事業展開を検討している場合には、情報収集そのものが難しいかもしれません。
しかも提出しようとしている書類は、財務諸表をはじめとする財務関係の書類なのですから、そこにひとつでも間違いがあれば、企業としての信用は失ってしまうでしょう。
3. 金融関係の資料を翻訳するためには
取引先の企業から提出を求められる書類は、ひとつだけとは限りません。
ただ、ひとつの書類を翻訳するだけでもかなりの工数が必要ですから、自分だけの力ですべての作業を行うことは難しいでしょう。
書類の数が膨大になり、かつ一切のミスも許されない状況では、どれだけ確認に確認を重ねても十分であるとはいえません
そのため、まずはその複雑な翻訳作業自体を、プロの翻訳会社へ依頼することを検討してみてください。
現在、日本国内には数多くの翻訳会社が存在しています。
そのどれもが単一的な翻訳のみを行っているわけではなく、各社が独自のサービスや特色を提供しています。
「金融関係の資料」の翻訳で求められるのは、単なる語学力・翻訳スキルだけではありません。
そこでまずは、依頼したい内容に適した翻訳会社を選ぶところから始める必要があるのです。
4. 企業と企業をつなぐ大切な金融資料の翻訳
「選ぶ」というと、なんだか時間のかかる作業のように感じられるかもしれませんが、それほど難しいことではありません。
まず考えなければならないことは、依頼する翻訳物の納期の設定です。
その書類を、いつまでに先方に送付しなければならないのか。その締め切りを確認したうえで、締め切りから逆算した日付を確認しておきましょう。
納期を決めると、次は見積りの依頼です。
インターネット上には多くの翻訳会社のホームページが存在しています。サイトに掲載されている情報を見ながら、自身の依頼に適していそうな会社に、見積りを依頼してみましょう。複数の会社に依頼しても問題はありません。
見積もりを取る際、依頼内容が財務諸表などの金融分野の翻訳であることと、希望の納期を伝え、価格だけでなく他のサービス内容を知ることもできるので、数社を多角的に比較することが可能です。
あとは、見積もりが届いたなかから自分の依頼にとって最適な企業を選び、正式に依頼をすればOKです。
もちろん、プロの翻訳会社に仕事を依頼するので、それだけの費用は発生します。
しかし、自分自身ですべての作業をこなすには、膨大な時間とリスクが発生していまいます。翻訳の費用と作業時間やリスクとを比べてみることも、翻訳会社を検討するひとつの材料になるでしょう。
スムーズな取引を行うために、企業と企業をつなぐ大切な資料の翻訳は、ぜひプロの翻訳会社にご相談ください。
お見積もりは無料です。お気軽に翻訳会社JOHOまでお問い合わせください。
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