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ポルトガル語翻訳のコラム

ポルトガル語の翻訳はポルトガル語とブラジルのポルトガル語との違いに注意!

2024年09月14日

はじめに

ポルトガルは現在ではあまり日本にとって馴染みのない国、言語ですが、歴史的に見ると学生の時に必ず教科書に登場する深い関わりのある国です。そのため、日本語には現在も多くのポルトガル語が由来となった言葉があります。
そんなポルトガル語ですが、実はその中にはポルトガルで話されているポルトガル語と、ブラジルで話されているブラジルポルトガル語に分けられるのをご存知ですか?
日本で認識されている、そして世界でも話者の数が多いのは、実はブラジルのポルトガル語の方なのです。
今回の記事では、そんな背景のあるポルトガル語の具体的な違いから、翻訳をする際の注意点について解説して参ります。
ぜひ最後までご覧いただき、参考にしていただければと思います。

ポルトガル語とブラジルポルトガル語との違い

ポルトガル語を公用語に採用している国にはポルトガルとブラジルがあります。話者はおよそ2億1800万人と、世界で最も話されている言語の一つでもあります。
しかし、ポルトガルとブラジルで話されるポルトガル語は、一部の単語と文法、発音に関しては言葉が理解できない、通じ合えないケースもあります。
その違いについて以下に紹介してまいります。

発音

ポルトガルなどヨーロッパで話されるポルトガル語とブラジルのポルトガル語の最も大きな違いの一つは「発音」です。
特徴としては、ブラジルのポルトガル語の方がより一つ一つの単語の発音がはっきりとしており、ポルトガルでは逆に単語全体がはっきりしない発音をします。言ってみれば、ブラジルの発音は日本語のローマ字読みに近いです。
例えば、英語の「excellent(エクセレント」ですが、ポルトガルでは「xcelent(クセレント)」、ブラジルでは「excelente(エクセレンテ)」となり、前の音が消えるポルトガルに対し、ブラジルでは最後の語尾まではっきりと音にすることが分かります。

単語

単語に関してはポルトガルとブラジルでまったく異なるものが多くあります。
以下はそのほんの一例です。
・トイレ casa de banho(ポルトガル) / banheiro(ブラジル)
・かばん mala(ポルトガル) / bolsa(ブラジル)
・カップ chávena(ポルトガル) / xícara(ブラジル)
・酒 álcool(ポルトガル) / vinho(ブラジル)

文法

ポルトガル語とブラジルポルトガル語には、さまざまな文法の違いがあります。
例えば、受け手を表す人称代名詞の位置がそれぞれ異なり、ブラジルのポルトガル語では常に動詞の前に固定されるのに対し、ポルトガルのポルトガル語では基本は動詞の後であるものの、使用する単語によって動詞の前に移動することもあります。

ポルトガル語を翻訳する時の注意点

ポルトガル語の翻訳をしようとする際、多くの人はGoogle翻訳などの無料で使用できる機械翻訳を選択されるのではないでしょうか。
実際にこれらのツールはダウンロードやログイン、設定の手間もなく、入力の難しいポルトガル語の文字も、テキスト以外に音声、画像等からも翻訳が可能なため非常に便利です。
しかし、旅行中やちょっとした調べものの際に辞書の代わりとして活用することにはおすすめですが、ビジネスや公的機関で利用するような高品質で正確な翻訳が求められるものに関しては、やはり機械翻訳ではまだまだ無理があるでしょう。
機械翻訳の精度がAI技術の進歩により飛躍的に向上しているとはいえ、やはり専門用語や意訳が必要な文章の翻訳は、人の手で翻訳しないと正確な仕上がりにするのは難しいのです。
特に翻訳の目的に合わせてポルトガル語とブラジルポルトガル語を使い分けたい時、機械翻訳では自動で判断することが不可能です。

ポルトガル語の翻訳ならJOHOにお任せください

以上のことから、重要なポルトガル語の翻訳は、高い翻訳技術と経験、国内外の政府機関からの依頼も多数受けている多言語翻訳会社のJOHOへぜひお任せ下さい。
どこで使われている、あるいはどこに向けたポルトガル語の翻訳なのかによって適切な翻訳が可能であり、もちろんポルトガル由来のポルトガル語もブラジルのポルトガル語も対応しております。
JOHOでは、翻訳を通じて社会の皆様のお役に立ち、人助けとお手伝いをさせて頂くという精神でサポートさせていただいております。
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